こんにちは!今回はアライアンスチームにてプロダクトオーナーとして活躍中のサンドバーグさんにインタビューを敢行しました。社内でも突出したスキルセットを有するサンドバーグさん。入社10年目というロングキャリアならではの視点からGunosyの文化の原点、仕事へのスタンス、新体制への期待感など語っていただきました。

目の前の課題を解決するためにスキルを提供する
ーサンドバーグさんは入社10年目ということですが、きっかけは?
最初はアルバイトとして入社したんです。当時のGunosyはまだ上場前でバリバリのスタートアップ。アプリを海外展開させる話が持ち上がったのですが社内に英語が喋れる人がいない。じゃあ僕がやりますよ、といった流れでインターナショナルのマーケティングを担当してました。
そのまま2014年10月に晴れて本採用されると今度は営業も担当することに。あわせてアドネットワークのメディア担当と広告運用も行なっていました。システムを触りはじめたのもこの頃でしたね。一人二役どころか三役も四役もやっていたことになります。
ーまさにスタートアップあるあるですね
当時はマーケ担当も分析をやったり、営業もシステムへの理解を深めるため開発と積極的にやりとりしたり。いわゆる多能工っぽい動きを取っていたのは僕だけじゃなかったですね。その頃の職種を超えてコミュニケーションを密に取る文化は現在まで脈々と受け継がれていると思います。
いろんな人がいろんな仕事に手を出す状況って確かにスタートアップっぽくもありますが、Gunosy独自のカルチャーともいえるんじゃないでしょうか。
あくまで数値に重きを置くエンジニアに対して、それはわかりますが、と前置きしながら持論を展開する営業もいて。めげずにコミュニケーションを取りにいく風景があちこちで見られました。いい意味でお互い意見をぶつけ合える環境だったことは確かです。

ーそのあとエンジニアに転身をされるんですよね
サービスの急成長に現場が追いつかなくて運用チームは常にキャパオーバー。機械化を図ろうにも開発側も同様に人手不足。仕方がないから自前のパソコン上にbotを組んで自動で広告入札の仕組みを作ったんです。それを社内営業して土日もみんなで使っていたら社内のシステムがダウンしてしまい…そういうのは開発側でやりなさい、と言うことで部署異動となりました。
そこから4年ほどエンジニアとして広告管理システム全般の開発に携わることに。広告の知識があったのと、営業やマーケ、運用の経験もあるということでかなりバリューを発揮できましたね。上司とも技術的な側面だけでなくビジネスサイドの見解を交えたディスカッションを交わしていました。
ーその後、プロダクトオーナーへはどういった経緯で?
エンジニアとして開発に携わりつつマネジメントにも従事していたんですが、ある時、プロマネとして開発側と施策チームのコミュニケーションを円滑にしてほしいというオファーが来たんです。そこでPMとしてプロジェクト全体を見ることになるんですが、気づけば数値を見たり事業決定に口を出すとか、外部のやり取りまで請け負うことに。
それってプロマネというよりプロジェクトオーナーじゃないかということで現在のポジションに至りました。自分としてはプロジェクトオーナーを目指していたわけではなく、目の前にある課題に対して提供できるスキルがあり、それが解決に結びつくのであればというスタンスでやってきただけ。でも結果として上手くいっているのならうれしいですね。

自分のビジョンをどれだけアウトプットできるか
ーいまの所属はアライアンスチームなんですよね
そうですね。外部との協業関係の中でお互いwin-winになるにはどうするのか、というミッションになります。グノシー本体との違いで面白い点はリソースや予算の面。こちら側だけでは足りないとき、向こうのアセットを使うこともできる。どんな采配だろうがゴールは事業価値の最大化です。これが大きな特徴といえるでしょう。
ただ、大切なのはやはりコミュニケーションですね。こちら側でどれだけいいプロダクトを作ったところで一方的に押すのでは上手くいきません。相手をどう説得するかという前提があるわけです。また相手のリソースを使う場合にはそれなりの交渉が必要となります。最終的には合意を経て決定する。全てがコミュニケーションで成り立つんです。
ーコミュニケーションであれば得意領域なのでは?
確かにそうなんですが、プロダクトオーナーとなるとそれだけではやっていけません。いまの僕に足りないものはビジョンです。自分のビジョンを形にして、どれだけ多くの人へ届けられるか。いままでは説明しなければならない相手がある程度限定されていたんです。でもいまは違う。社内だけでなく社外へも、自分のことをまったく知らない人にも理解される必要があります。
そのためには自分の思っていることを言葉にして、みんなが納得できるものにしなければなりません。そこがプロダクトオーナーとして最終的に行き着く先だと思っているんですね。周囲が効率よく動くだけでなく、全て上手くいくことに責任を持たないといけない。
プロダクトオーナーってミニCEOと言われることが多いんですが、まさにその通りだと実感しています。責任の重さは違うかもしれないけど取るべき行動は同じなんです。全てのステークホルダーを納得させたうえで全員がwin-winを目指さなければなりませんから。

ー新しいチャレンジを、新たな体制のもとでスタートさせる意気込みは?
入社して10年間で組織や体制の変更は何度も経験してきています。今回の体制も特段不安要素はなく、新たな成長曲線のはじまりに立っているんだと実感しています。逆にいえば西尾さん、沢村さんから下のレイヤーの社員にとっては機会が増えるチャンス。再構築によって新しいプロジェクトに使える予算が増えますからね。
さらに新しい人が入ってきて新しい文化、新しい考えが持ち込まれることで成長のきっかけにも恵まれるはず。企業にとっては必要な変化だと思っています。その波に自分も乗っていければと。
ー大きな変化の中でのサンドバーグさんの役割は?
まずはアライアンス事業部を強くすること。そして次の成長に向けての発射台となるべく基盤づくりです。いまのチームで新しい施策を練り上げて定期的に成長させるサイクルをつくる。そしてGunosyはもちろん外部にとっても長く継続する事業へ育てていく。
さらに開発メンバーも気持ちよく仕事に取り組めるようにする。いまどこに向かっているのかを明確にする。そういう基盤をつくっていく役割だと認識しています。

成長のカギを掴むことがキャリアの第一歩
ープロダクトオーナーはキャリアの集大成のようですね
まだまだできないこと、できていないことだらけですけどね。どんな職業もそれなりに時間がかかると思っていて。開発に異動したときに、まともなエンジニアになるには3年かかるよと言われたんです。だからPOもそれなりに時間は必要だろうなと。
ただ僕には松下さんというお手本がいるし、他にも学ぶべき人がたくさんいる。壁打ち相手もいっぱいいる。成長するための糧はたくさん社内に存在しています。だからじっくり考えて行動しつつ、どうアライアンス事業を拡大するかの答えを追求していきたいですね。
ーGunosyで成長するために必要なものってなんでしょうか
冒頭から何度も口にしていることですが、やはり密度の高いコミュニケーションじゃないでしょうか。文化の中に根付いていると思うんです。開発と営業、開発と事業責任者といったようにとにかくコミュニケーションを取る機会が多くあります。
そういった場においてそれぞれの領域でプロとしてやっている人の考え方、行動様式などに触れること。そして取り入れること。自分でもやってみようと思うことが成長のカギを握っているんじゃないでしょうか。

ーそれは社内だけでなく社外にも通じる価値になりますか
たとえば分析ひとつとってもGunosyではコミュニケーションの核になる事が多いんですよね。数値的にやる意味があるかどうか、常に問われるわけです。それは開発だけではありません。営業だとしてもある程度自分で分析できないといけない。ただコミュニケーションの機会は常にあるから、そこで吸収することができます。
そうすることで分析ができる営業、マーケティングできる営業、エンジニアと話せる営業となっていく。その先でSQLが書けますとか、ある程度システム構造が理解できますとか、どういう配信ロジックか説明できますとなればこれは市場価値が高い人材といえますよね。
ーどこにいっても通用する人材になれると
転職しないまでもそれだけの知識や経験が積めるのはキャリアパスとしては絶対に得です。もちろん縦軸のキャリアアップを図る場合でもそれなりにいろんな人から知見を吸収できます。加えて何かにチャレンジすることに否定的な雰囲気はない。無理かもしれなくてもやってみたらできた、という人もいるぐらいです。
密なコミュニケーションという文化と挑戦しやすい風土を活かしていいサイクルを作れればどこまでも成長できる。それがGunosyにおける理想的なキャリアパスの描き方じゃないでしょうか。
ーありがとうございました!

【profile】サンドバーグさん アライアンス事業部 プロダクトオーナー
上智大学在学中、まだ新卒採用の制度もインターンシップもない時代のGunosyにアルバイトとして入社。マーケティングを担当する。その後、正式採用と同時に営業や広告配信、システム、運用など一人二役三役をこなす。さらにアドネットワークの担当を経て、入社4年目からは開発に異動。エンジニアとしてのキャリアをスタートさせる。2023年から現職。アライアンス事業部のPOとして事業成長を一手に担う。
