株式会社Gunosy
Gunosy
iOSエンジニア
エンジニア

こんにちは!Gunosyが提供する主力サービスのひとつ『auサービスToday』のアプリ開発に携わるiOSエンジニア、吉岡さんにインタビューを実施。事業会社で自社プロダクトの開発に携わることのやりがいや魅力について語っていただきました。あわせて技術との向き合い方や優れたエンジニアの定義などにも話題は広がります。ぜひご一読ください!

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事業会社ではレアな“アプリのフルスクラッチ”を経験

ーこれまでの経歴を簡単にご説明いただけますか

カーナビのプラットフォーム開発でキャリアをスタートさせて、パッケージソフトやスマホ系サービスなどさまざまな領域で経験を積んできました。エンジニアとしてはトータルで20年ぐらい、iOSエンジニアとしては8年のキャリアになります。

Gunosyを知ったのは前職でiOSエンジニアの仕事をはじめたばかりの頃。当時所属していた会社はスタートアップで、iOSの開発に関してはほぼ初学者の私ひとりでした。そこであちこちのカンファレンスに顔を出すことに。独学で勉強するしかなかったんです。そんな中、あるハッカソンに参加したときにGunosyの社員さんと同じチームになりまして

ー偶然の出会いですね

そのときに感じたのが「Gunosyにはすごく優秀なエンジニアがいるんだな」ということ。かなり好印象で、こんな会社で働けたらな、と憧れましたね。ただその時はiOSをはじめて半年目ぐらい。まだ仲間に加えてもらうには経験が足りないと思いました。

結局スタートアップでは2年ほどキャリアを積んだところで転職を決意。人材サービスに登録してゆるやかに転職活動をスタートさせます。するとまったくの偶然なのですがGunosyからお誘いの声が。びっくりしたのを覚えています。

まずはカジュアル面談から、というステップでしたがそこでエンジニアの方々とお話をしたら波長もあいまして。これはGunosyしかない、と正式に選考に進ませていただいたのが入社までの経緯です。

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ー入社当初はどんな業務からはじめられたんですか?

最初は『LUCRA(※2023年5月サービス終了)』のアプリ開発チームに参加するところから。ちょうど専属のiOSエンジニアが不在だったこともあり、一人で担当することになりました。前職でも一人きりだったので特に問題ありませんでしたね。

現在は『auサービスToday』のアプリを主に担当。アプリチームのマネジャー業務にも取り組ませてもらっています。
『auサービスToday』は最初から関わっています。他社がやっていたサービスを引き継ぐ形だったのですが、まったく別のアプリとして一から立ち上げました。既に自社プロダクトを持っている会社でフルスクラッチの機会が得られたのは、いま思えば貴重な経験でした。

ーいいタイミングだったわけですね

しかもまったく未知な世界をゼロベースから構築するというよりも、基本はニュースアプリがベースになります。そこにau向けの機能を追加搭載する開発だったので、過去の経験が活かせるのと同時にその時点で考えうるベストな設計ができたんですよね。

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“作って終わり”でない点が自社プロダクトならではの魅力

ー現在はアプリの保守運用がメインですか?

アプリとしては形になっていますが、UIの面などまだ理想の姿には至っていません。ユーザー視点も踏まえた仮説を立てて実装、さらに数値や反応を見ながら改善を繰り返しているところです。この改善業務はGunosy内で自発的に行うものと、タッグを組んでいるKDDIさんとの定例から生まれるものの2つがあります。

ー作って終わりじゃないんですね

そこが自社アプリ開発の最大の面白みではないでしょうか。自分たちで仮説を立て、自分たちで機能を決め、実際どうだったかの検証も自分たちでやる。こういうことをやったらユーザーに受け入れられるんじゃないか、とワクワクしながら実装した結果が予想通りだった時は本当にやりがいを感じますね。もちろん外してしまった場合にどうするかも自分たち次第。こんなに面白いことはありませんよ。

作って終わりじゃないからこその良い点はもう一つあります。それはちゃんとしたコードで開発することがモチベーションになるということ。作りっぱなしの環境ではどうしても後のことまで考えることが疎かになりがち。でも自社プロダクトとして何年もかけてアプリを成長させていく場合、雑なコードでは結局自分の首を締めることになります(笑)。

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ー『グノシー』然り『auサービスToday』然り、規模も影響力も大きいですよね

アプリを開発する以上は使ってもらえることが喜びですし、その範囲が大きく広がっていることはGunosyでものづくりをする上での大きな魅力だと思います。どんなにすごいものを作っても誰にも使ってもらえないのでは悲しいですよね。モチベーションも上がりません。

あと、なんといっても自分が作ったアプリはかわいいです(笑)。当然ながらふだんから使い倒します。その中で閃いたアイデアや改善についてはUIレベルなら実装にも時間がかかりませんのですぐに取り組んでいます。みんなも協力して動いてくれるんです。

ーこれまでの会社に比べてGunosyの働く環境はどう感じますか?

エンジニアが多いですし、エンジニアファーストな風土を感じています。たとえば短期でみるとコスパが良くないことでも長期的には必要、というような技術導入への理解がある。説明とか説得の必要がないんです。

周囲のエンジニアの間でも必要なものは必要でしょ、という価値観が醸成されているからコミュニケーションコストが最小で済みます。外部のカンファレンス参加も前例がないものを除けば参加理由のプレゼンテーションはいりません。事前に参加者の報告をするぐらいですね。

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技術と目標達成への向き合い方とのバランスが大事

ー抽象的な質問になってしまいますが、吉岡さんにとって技術とはなんですか?

私は結構エンジニアとしてはドライなほうで、“技術は手段である”と考えています。実際にプロダクトを作ることには喜びも感じますし、技術そのものは好きですよ。でもそれはその先に達成したい目標があるからこそ。そのために技術を習得するのが楽しいんです。かなり難しい技術があってもその先に目標があれば燃えられます。私にとっては達成が大きなモチベーションなんです

ー似たようなタイプの人が向いているんでしょうか?

いや、志向性そのものについては一概にこれと決めつけるのはおこがましいのでは、と思います。人によっては実装と完成に最大の喜びを感じる方もいらっしゃるでしょうし、それも大事なことです。
ただGunosyは方針を考えたりプロダクトを育ててユーザーからの反応を得ることに喜びを感じる人にもやりがいのある環境だと思います。

どちらにしても作って終わりではないですから、プロダクトの成長を一緒に喜べる人がいいですね。

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ー最近ではマネジメントにも携わっているとのことですが

マネジメントの仕事はアプリ開発とは全く異なりますね。まるで別の職業に転職したかのように、全然別の仕事をやっている感覚に襲われます(笑)。手探り状態の中ではありますがそれでもチームの雰囲気を良くしたり、発言しやすい風土を醸成することにはやりがいを感じます。

ー吉岡さんから見た、尊敬できるエンジニア像ってどんな人でしょう

技術と目標達成への向き合い方とのバランス感覚に優れている方ですかね。技術だけ尖っても活躍できないし、とはいえ技術を疎かにしては話になりません。目標達成への道筋を自分でつけて、なおかつ技術がちゃんと使える。この2つをうまくできる人を見ると優秀だなと思いますし、尊敬しますね。

そういうエンジニアがGunosyには多いので、日々刺激を受けられますし、きっと新しく仲間入りする方にとっても豊富な学びや成長機会が得られるはず。自分で課題を見つけて解決していこうとするセルフスタータータイプならなおさらでしょう。切磋琢磨しやすい環境だと思いますよ。

ーありがとうございました!

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【profile】吉岡さん プロダクト開発部 iOSエンジニア

パソコンとの出会いは中学生の頃。個人でアプリを開発できることを知り夢中になる。実際にVBでアプリを作成し、公開までを経験。その後、専門学校でプログラミングを基礎から学ぶ。業務委託でのアプリ開発、パッケージソフト会社でのパソコンアプリ、ベンチャー企業でのチャットアプリ等の開発経験を経てGunosyにジョイン。iOSエンジニアとして数々の新規事業に携わる。

投稿者 gunosiru

株式会社Gunosyの人事部、広報、役員秘書、ライターから編成されたGUNOSIRU制作チームです。