「GUNOSY AWARD 2026」のノミネート者インタビュー第2回は、メディア事業本部営業1部第2アカウントプロデュース(AP2)に所属する後藤さんです。
営業個人の力ではコントロールできない「逆境」の中でも、後藤さんは独自の「効率」を追求してきました。その結果、23社との商談を実現し、特定の代理店での売上の急成長を牽引しています。後藤さんにとって「逆境に熱狂せよ」とは、気合や根性で乗り切ることではなく、変えられない広告市況や外部環境における前提条件を受け入れたうえで、勝ち筋を設計し続ける姿勢だったのかもしれません。その背景にあった思考のプロセスと、仕事への向き合い方を深く掘り下げます。

全くの異業種から、インターネット広告の最前線へ
―この度はノミネート、おめでとうございます!まずは、Gunosyに入社されるまでのご経歴を詳しく教えてください。
僕は社会人になってから約10年になりますが、最初の2年間は「お酒の卸」の営業をしていました。毎日スーツを着て百貨店を回り、日本酒を売るという、今とは全く畑違いの仕事です。ただ、当時から「これからはインターネットの時代が来る」という漠然とした確信があり、次は決まっていないけれど勢いで辞めて広告業界に飛び込みました。
その後、前職の広告業界(ASP)で5年間、広告主やメディア向けの営業を幅広く経験しました。一通りやりきったと感じたタイミングで、次は「運用型広告」に深く触れてみたい、そして「メディア側」の立場を経験したいと考え、Gunosyにジョインしました。
―AP2において、この半期に期待されていた「役割」や「ミッション」は何でしたか?
AP2チームは、主に中小規模の代理店さんに対してGunosy Adsを活用していただくための営業活動を担っています。現在はマネージャーを含む少数精鋭の体制で、既存の代理店さんとの取り組みを深めるだけでなく、新規の代理店さんを開拓して売上数字を伸ばすことが、僕に課せられた最大のミッションでした。
―ノミネートとして名前が呼ばれた時の率直な感想を教えてください。
ノミネートは当日までシークレットなので、本当に予想外でした。ただ、自分なりに「やるべきことはやってきた」という実感はあったので、そのプロセスを会社がしっかりと評価してくれたのだという嬉しさが、驚きと混ざり合って湧いてきたのを覚えています。

効率こそが「勝ち筋」を生む。営業としての独自の嗅覚
―この半期、未開拓リストへのアプローチで23社との商談実現という圧倒的な数字を出されました。仕事を進める上で一番こだわっていた「軸」は何でしたか?
徹底して「効率」を考えることです。闇雲に全方位へアプローチするのではなく、どこにアタックすれば最短で成果が出るかという「勝ち筋」を常に探していました。
具体的には、他社媒体の代理店の状況を徹底的に調べました。他社媒体で実績がある代理店さんは、すでに運用型広告のノウハウを持っており、かつGunosyとユーザー属性が近い媒体の価値を理解しています。「他社で実績があるなら、うちでもいけるはずだ」という仮説に基づき、ターゲットを絞り込んで集中的にドアノックを行ったことが、今回の商談数に繋がりました。
―非常にロジカルなアプローチですね。インセンティブ施策の運用でも、後藤さんならではの動きがあったと伺いました。
実は、会社として新しいインセンティブ施策が正式に決定するずっと前から、有力な代理店さんには「制度が始まったら必ず一番にお話しします」と伝え、事前に関係性を作っておく状態にしていました。
Gunosyは審査基準などが非常に厳格な面もありますが、社内の調整をただ待つのではなく、外側でいつでも走り出せる準備を整えていたことが、制度開始直後の爆発的な売上成長を支えたのだと思います。配信してくださっている代理店さんと密に連携し、チャンスが来た瞬間にギアを最大まで上げることができました。

「コントロールできないもの」を言い訳にしない
―チーム全体の数字が伸び悩み、精神的にもタフな状況だったかと思います。そんな逆境をどのようにして乗り越えたのでしょうか?
正直に言えば、営業個人の力ではどうにもできないこともあります。しかし、そこを理由に「数字が減っても仕方ない」と諦めてしまったら営業の存在意義がありません。
外部要因を言い訳にせず、今あるリソースの中でいかに「お金になる動き」を作るか。変えられない現状を嘆くのではなく、目の前の営業活動で突破口を開くことに熱狂し続けました。こうした泥臭い姿勢が、結果としてチームに「まだやれることがある」という前向きな空気をもたらせていたなら嬉しいですね。
―この半期で、最も「しんどかった」と感じたポイントはどこでしたか?
目に見えて大きな予算を持っているポテンシャルの高い代理店さんが目の前にいるのに、すぐにはGunosyでの配信に繋げられないことへの悔しさと、思うように前に進められないもどかしさです。
代理店さんのリソース不足が原因であれば「運用もクリエイティブも全部こちらで巻き取ります」とまで提案しましたが、それでも動かないケースはあります。既存の媒体での効果改善が終わるまで待ってほしい、と言われることも多いのですが、そこをどうにかして振り向かせるための試行錯誤は、今も継続して戦っている最大の難所です。
原動力は「やってみたら行けた」という小さな成功の積み重ね
―高い熱量を維持できた原動力はどこから湧いてくるのでしょうか?
実際には、自分の立てた仮説が当たり始めた時の「追い風ムーブ」が大きかったです。他社媒体で極めて大きな売上成果をあげている代理店さんがありますが、初動の段階でそうした大手と商談が組め、手応えを感じることができました。「これはいける!」という感覚が一度掴めると、あとはひたすら加速するだけでしたね。
―Gunosyに入社してから、ご自身の中で「ここが成長した」と思う部分はありますか?
「量から質への転換」を意識できるようになったことです。以前はがむしゃらに動くことが正義だと思っていましたが、少数精鋭で生産性高く成果を出していくことが求められる今の環境では、いかに無駄を削ぎ落として効率よく動けるかが重要です。戦略的に「やること・やらないこと」を判断し、一つ一つの行動の濃度を上げるという視座を持てるようになったのは、自分にとって大きな変化でした。

少数精鋭。弱さを補い合い、背中を支え合うチーム
―「一人で走っているのではない」と実感できたエピソードがあれば教えてください。
AP2は、お互いをサポートしあえる「背中を預けられるチーム」だと思っています。
本来、営業は運用も両方見る必要があるのですが、僕が新規営業にフルスロットルで振り切ることができたのは、運用の面などで他のメンバーがしっかりと支えてくれたからこそです。チーム全体でマイナスを埋め合う体制があったから、安定して大きな数字を作ることができました。
―上司や周囲とのコミュニケーションについてはいかがでしょうか?
マネージャーの岡田さんは年齢も近く、物腰が柔らかいので、同じ目線で安心感を持って相談できます。また、部長の井出さんも含め、静かに見守りつつ必要な時に「こうした方がいいんじゃない?」と適切なサポートをくれる。この自分に合った環境があったからこそ、迷いなく走り抜けることができました。
未来への展望:一発屋で終わらず、涼しい顔で成果を出し続ける
―今後、Gunosyで成し遂げたいことや、個人的な「野望」を教えてください。
今回のノミネートを「一発屋」で終わらせたくないという思いが一番にあります。
個人的には役職や肩書きにはあまり興味がありません。それよりも、「涼しい顔をしているけれど、裏ではめちゃくちゃ成果を出しているよね」と言われるような、実力のある人間になりたいと思っています。すました顔をしていても、やるべきことは全てクリアしている、そんなプロフェッショナルであり続けたいです。
―最後に、明日からの業務に向けた決意をお願いします!
この半期に作った23社という多くの接点を、今期は確実な「売上」という数字に変えていくことが直近の大きな目標です。これからも継続して評価していただけるよう、目の前の課題を一つひとつ突破し、会社を支える強固な数字を作っていきたいと思います。

【profile】後藤さん 広告事業本部
新卒でお酒の卸営業を2年間経験後、「時代に合った仕事をしたい」とインターネット広告業界へ転身。ASPにて5年間の営業経験を積んだ後、「運用型広告」と「メディア側」の視点を求めてGunosyへジョイン。現在はAP2にて、データに基づいた効率的な戦略を武器に新規代理店開拓を牽引。「Gunosy Award 2026」にて、圧倒的な新規商談実績とGunosy Prideの体現性を高く評価され、ノミネートを果たす。
今日から実践できる、仕事を前に進めるヒント
後藤さんへのインタビューを通して見えてきたのは、外部環境のせいにせず、自分が動かせる領域に目を向けながら、効率的な勝ち筋を探し続ける姿勢でした。その向き合い方は、仕事を前に進めていくための一つのヒントになるのかもしれません。
- 「勝ち筋がある場所」を見極めてから動く
- 「種まき」を先回りして行い、動き出せる状態を整えておく
- コントロールできないことを言い訳にせず、「数字(成果)に繋がる動き」に全力を注ぐ
―次回の「GUNOSY AWARD 2026」ノミネート者インタビュー第3回もぜひお楽しみに。
撮影場所:WeWork 渋谷スクランブルスクエア
