こんにちは、Gunosy採用広報の市村です。前回のGunosiruでは、『Gunosy第6期下期締会』で行われた、GunosyMVP表彰式の様子をレポートしました。今回は、そこで表彰された、Gunosy wayにもとづく3つのアワード受賞者3名にインタビュー。ぜひ、ご覧ください。

※前回の「Gunosy第6期下期締会」についてのGunosiru記事はこちらから

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■BESTコミュニケーションAWARD受賞*1(Gunosy way『数が神より正しい』より)

真武さん(写真右)/@aratam_ パートナーソリューションズ本部 マーケティング部 プロモーションチーム

2017年新卒入社。東京大学教養学部卒。内定者インターン中に「LUCRA(ルクラ)」立上げメンバーの一人として抜擢。入社後も引き続きLUCRAのマーケティング責任者として、コンテンツ編成、ユーザ行動分析、機能改善ディレクション、UIデザインディレクションなど、ビジネスサイド全般に携わる。2018年9月よりLUCRA事業部マネージャーとしてプロモーション、コンテンツ編成などを統括。

■BESTカイゼンAWARD受賞*2(Gunosy way『キリギリスより蟻』より)

中山さん(写真左)/@Civitaspo 開発本部 広告技術部

新卒で株式会社ディー・エヌ・エーへ入社し、全社向けの分析基盤構築、機械学習基盤構築等を経験。その後2017年10月にGunosyへ入社。現在は広告技術部で機械学習を用いた広告配信の最適化を行う。使用言語はScala, Java, Python, Ruby, Golang。

■BESTチャレンジAWARD*3(Gunosy way『迷ったら挑戦』より)&総合MVP受賞

岩館さん(写真中央)/パートナーソリューションズ本部 マーケティング部 プロモーションチーム兼コーポレート本部 経営企画部 経営企画チーム

新卒で外資系コンサルティング企業であるArthur. D. Little(アーサー・D・リトル)に入社し、4年間、機械・自動車・半導体領域を担当。その後2016年11月にGunosyへ入社。経営企画やIRを担当しながら、ライブ動画事業の立上げから内製まで、動画コンテンツの企画や体制整備等ライブ動画の全てを担っている。

-改めて、アワード受賞、誠におめでとうございます!まずは受賞の瞬間の感想をお聞かせください。

真武:ありがとうございます。前回は新卒同期のエンジニアがノミネートされたり、総合MVPを受賞していたりしたのに、僕はノミネートすらなく、本当に悔しい思いをしました。この半期は「次は自分が表彰台にあがるんだ」という気持ちで取り組んできたので、名前が呼ばれたときは素直に嬉しかったです。目に見える成果を出しづらい仕事をしていたにも関わらず、見てくれている人たちがいたことをありがたく思いましたし、LUCRAチームからノミネートされたメンバーも多く、それも嬉しく感じました。

中山:僕は昨年の10月にGunosyに転職してから、今回初めてノミネート対象となりましたが、最初に受賞できなかったら今後も受賞することないだろうなぁとプレッシャーに感じていたので、まずはホッとしました。ただ、 評価されたADNW(アドネットワーク)のプロジェクトに関する成果は、チーム全員の努力の賜物なので、チームで受賞したかったという気持ちも入り混じっていました。

岩館:前回は、同じBESTチャレンジアワードにノミネートされたものの、受賞には至らなかったので、まずは「おー今度こそ!」と嬉しく思いました。ただ、同じくノミネートされていたライブ動画チームのメンバーも、本当に努力して成果を出していて、それぞれが受賞すべきメンバーだと感じていましたし、総合MVPに関しても、まだ自分が目指している目標には到達していないので、嬉しく思うと同時に少し複雑な気持ちでした。

-様々な想いを抱えて迎えたこの日だったんですね。それぞれ、この半期で最も注力したプロジェクトや、成果に結びついた行動を教えてください。

真武:僕は、チーム内外、上司や部下、様々なレイヤーでコミュニケーションをとるように心がけました。特にLUCRAチーム内のコミュニケーションに関しては、ビジネスサイドのメンバー(社員3名、アルバイト4名)に対して、一人ひとりに合わせた細かい1on1を行うなど、個々に最適化したコミュニケーションをとり、彼らのモチベーションコントロールに努めました。また、エンジニアメンバーともカジュアルなコミュニケーションをとり、エンジニアサイドとビジネスサイドの架け橋となって円滑にプロジェクトを推進できるよう取り組んできたので、今期はそういった行動を評価してもらえていたのかなと思います。

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-前回のインタビューでも、「様々な場で最適なコミニュケーションを取れるようになった」とお話されてたことが印象的でしたね。中山さんはいかがでしょうか?

中山:僕が注力したのは、昨年の10月からスタートした「Empire」というADNWのロジック改善プロジェクトです。 これは、これまでの集計ベースのロジックを使用した広告配信から、機械学習ベースの広告配信に変更するプロジェクトで、目標にしていた数値は、広告業界では結構レベルの高い設定だといわれていたので、本当はその半分に達したら御の字だとチームでは考えていたのですが、結果的に掲げていたeCPMの目標数値を大幅達成することに成功しました。

-中山さんが入られてから、チームが活性化したという声も多くありました。

中山:そのような評価をいただき嬉しく思います。ただ、アドチームのメンバーは全員自立していて、「知見が散在されないよう集約する」「誰が何をしているか全員で共有しておく」ということさえ気を付けておけば上手く機能するチームなので、僕がチームビルディングに注力したというより、メンバー全員のチームワークが功を奏したのだろうと思います。

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Gunosyのオフィスである六本木ヒルズ近くの「Empire Steak House Roppongi」にて。実は、中山さんが携わったADNWロジック開発プロジェクト「Empire」の由来はこのステーキハウスからきている。「目標達成したら、憧れのこのお店で祝杯をあげよう!」そこからこのプロジェクトは始まった。そしてこの夏、アドチームは見事全員で最高位のアンガスビーフに辿り着いたのだ。

-岩館さんはいかがでしょうか?

岩館:僕は、ライブ動画という新しい自社制作コンテンツの領域に、未経験でチャレンジをしたことが今期最大のトピックでした。実はもともと、Gunosyへは経営企画やIR担当で入社しているんですよね…(笑)。

真武&中山:全く違う(笑)

岩館:入社半年後からプロモーション業務も兼任しだして、昨年の12月に「ライブ動画を立上げよう!」という機運が高まり、僕がアサインされました。毎日数値をチェックするのが好きな性格なので、ライブ動画のように日毎に数値で効果を確認できるのは面白そうだと思いましたね。また、未経験で何もわからないようなことにチャレンジしていくのが特にストレスにならない性格がマッチしたのかなと思います。

-Gunosyメンバーからは、多くの嬉しいコメントが寄せられていました。たとえば真武さんには、「数値ベースの目標設定の中でも、柔軟なコミュニケーションを通じて多様なメンバーをうまくまとめていた」というコメントがありましたが、それに対して何か意識されていたことはありますか?

真武:Gunosyでは、全社を通じて数値ベースの目標設定が徹底されていますが、当然数値を追いかけること自体にモチベートされる人と、そうでない人がいます。前者のような性格であれば、このCPIを追いかけよう等、目標数値を共有すればいいかもしれませんが、LUCRAチームの、特にアルバイトメンバーは、提供できる価値や世界観のようなビジョナリーな部分にモチベートされるメンバーが多いので、数値コミットのコミュニケーションで仕事をしても上手くいきません。僕個人としては、ビジョナリーベースも数値ベースも、そのどちらのコミュニケーションも得意で、そこに自分のバリューを発揮できるので、メンバーには「この数値を追いかけなければいけないよ」という背景は説明しつつ、基本的には彼らが楽しく、モチベーションを高く保ちながら働けるようなコミニュケーションをとる、ということを意識してきました。

-中山さんは、「『今までもそうだったから』と言って引き継がれがちな仕様や運用のフローを驚異的なスピードで分解・改善していた」とのコメントがありましたが、いかがでしょうか。

中山:はい。まず、Gunosy に入社して驚いたのは、開発からリリースまでのスピード感でした。Gunosyエンジニア組織は、最速でリリースし、A/Bテストを行って判断する、高速PDCAを回すことを得意とする組織です。ただその反面、そのように圧倒的なスピードで行う開発には、ある程度の成果が見込まれる状態に到達したら、変化に強く、かつ複数人での運用が可能なコードやアーキテクチャへ刷新する必要性が伴います。僕がGunosyに入社したときはちょうどそれが必要なタイミングで、入社時にその辺りも整えてほしいと聞いていたので、メンテナンスが必要な部分を引き継ぎ、コツコツ改善してきました

「地道かつ着実な改善の繰り返しの賜物」というコメントもありましたね。

中山:僕はこれまで、人に恵まれてきたと感じています。というのも、日本を代表するエンジニアの方々と仕事をする機会を多くいただいてきたからです。彼らは、もちろん運用もするけど新規開発もどんどん行っていて、しかもパワープレイじゃなく、徐々に改善し、運用工数を極小化していく。そういった人たちのもとで学び、仕事をしてきたので、自然と僕にもその力が身についていたようで、Gunosyでも多くの改善ポイントを見つけることができました。結果としてコメントのような評価をいただけたのは嬉しい限りです。

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-では続いて岩舘さん。「ライブ動画とIRの兼任という忙しい中でも、次から次へと新しい企画を立案していくタフさに圧倒される」というコメントが寄せられていました。現在も何か新企画を検討されているのでしょうか?

 岩館:新しい企画立案の部分でいうと、ライブ動画自体がGunosyでの初めての取り組みで、最初からすべてが上手くいっていた訳ではなかったので、常に自然と「何ができるだろう?」と考えていました。今検討しているのは、動画コンテンツ全体でいうと、たとえば「グノシー」内の各タブに混ぜ込まれるかたちで、目玉動画みたいなのがあるといいなと。エンタメタブだったらR1グランプリ実況中継、おでかけタブだったらフェスや花火大会の中継とか。「グノシーQ」単体でいうと、番組出演していただいた芸能人とのタイアップ等が今後できればいいなと思っています。出演アーティストさんのライブ生配信などに繋げていけたらおもしろそうですよね。あとは、位置情報を利用して、近くにいる人と一緒にプレイするとか…エンジニアチームに開発してほしいなと思ってます(笑)。

-さり気なくエンジニアの皆さんへのメッセージですね(笑)。では、それぞれ今期の目標や意気込みをお聞かせください。

真武:来月9月よりマネージャーとなり、メンバーの働きに対する責任がこれまでよりも明確に生じてくるので、改めて気を引き締め、更にチームメンバーを引っ張っていける存在になりたいです。そして「LUCRA」を日本一の女性向けアプリに成長させて、Gunosy社へ恩返ししたいです。「LUCRA」の今後の新施策としては、天気や占いなど、毎日定期的に開いてもらえるようなコンテンツを導入したり、お気に入りの記事をカテゴリーごとに保存できるようにしたりということを考えています。新規、既存問わずどちらのユーザーにとっても使いやすく、より「LUCRA」のファンになってもらえるような施策を展開していきます。

中山:今期は、チームとしては機械学習によるCPA最適化を最大目標として掲げていて、それをより様々な角度から行っていく予定ですが、僕個人としてはそれらを支える安定的で最速な機械学習基盤を作りたいと思っています。ベテランメンバーだけでなく、新卒社員やインターン含めて、全員が本番反映まで安全に行える、ABテストもどんどんできるような状態までもっていきたいです。

岩館:僕は、成長していく動画市場を取り込むために、ライブ動画だけでなく短尺動画も含めて、外部からも積極的に良質なコンテンツを提供してもらえるような施策をうちだしていきたいなと思います。また、徐々に積み重ねてきた動画コンテンツに関する知見や経験を活かして、施策をより体系化したり、戦略性を持たせられるようにもしていきたいです。

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-最後に、アワード受賞者の皆さんが最も「ありがとう」を伝えたい方はいらっしゃいますか?ぜひメッセージをお願いします。

真武:挙げだしたら際限がありませんが、常に高い視座からモチベートしてくださる竹谷さん、インターン時代から色々任せてくださり、僕を支えてくださった石渡さん、圧倒的マルチタスクでLUCRAチームをけん引し、常に刺激を与えてくれる謙太さんの3名の存在が非常に大きいです。ありがとうございます。そして、同じLUCRAチームの頼もしいメンバー、議論することもあるけれど、イメージを超えて実装してくれるLUCRA開発メンバー、「LUCRA」の広告収益向上に寄与してくださっているセールスチームの方々にも感謝するばかりです。引き続きよろしくお願いいたします!

※真武さんインターン時代のGunosiru記事はこちらから

中山関係各所とのリレーション構築のサポートや、技術的な相談相手となってGunosyでの僕の立ち上がりを支えてくれた松本さんや小出さん、そして加藤さん。一緒にADNWロジック改善に取り組んできた茂木さん、密にコミュニケーションを取りながら改善プロジェクトを一緒に進めてきたアドチームの皆さん、そして広告出稿を支えてくださっているセールスの皆さん、本当にありがとうございます!!

岩館:プロジェクト発足から、2ヶ月足らずでライブ機能を実装していただいた開発チーム、毎日クイズを考え、さらに参加者増加の施策を実装してくださるライブチーム、放送開始から1ヶ月というスピード感でライブ動画広告という新しい広告フォーマットの価値創出を実現してくださったセールスチーム、皆さんの努力があって、僕の仕事は成り立っています。今後ともよろしくお願いします!

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以上で、今回のインタビューは終了です。

Gunosyでは、一緒に働く仲間を募集しています。

ご興味があるかたは、ぜひ下記リンクよりご応募ください。お待ちしております。

 

*1:Gunosyの共通言語である「数値」をベースに、最も定量的なファクトに基づいて部門を越えた議論をし、多くの問題解決ができた人に授与される。

*2:日頃あまりスポットが当たることがなくても、最も謙虚で適切な努力をし続け、粘り強い改善によって会社を支えた人に授与される。

*3:失敗を恐れることなく大きなチャレンジをし続けた人に授与される。

投稿者 gunosiru

株式会社Gunosyの人事部、広報、役員秘書、ライターから編成されたGUNOSIRU制作チームです。